アルミニウム鋳物の流動解析事例


柏井茂雄,平井章夫 兵庫県立工業技術センター研究報告書、No.8、平成10年版、33-34
 砂型重力鋳造で生産されている実用アルミニウム鋳物への流動解析の適用を目的として,ねじ状アルミニ ウム鋳物について実鋳物と解析結果の比較を行い、要素数分割の解析結果への影響、湯回り不良予測法の検 討を行った.  熱電対を用いて湯流れ到達時間を計測し、各種要素分割での流動解析結果と比較することにより解析の妥 当性について検討した。要素分割が多いモデルほど解析結果は実測値に近い値となり、200万要素分割し た精密化なモデルを用いることで流動解析の精度が向上した.  次に,流動中の溶湯温度と湯回り状態について検討を行い、湯回り不良予測の可能性を調べた。鋳型−鋳 物間の熱伝達係数を変化させて計算を行い、流動中の溶湯温度を実測と計算結果とを比較した。その結果、 適切な熱伝達係数を選択し、流動中の湯先温度を評価することにより湯回り不良の評価が可能であると考え られた.
キーワード:流動解析,シミュレーション,鋳物,アルミニウム